山梨県の市川三郷町にある、アルテスパティオで絵画の時間を担当しています。

年に4回程度しか参加できませんが、毎回うかがうたびに、メンバーさんの絵が良くなっているので驚かされます。

前回までは、クレヨンを中心に丁寧に塗り込んだ力強い作品が多かったのですが、今回は一転、パステルを中心にした、軽く爽やかな印象の作品が多かったです。これも、日頃メンバーさんに向き合っている、スタッフの皆さんの寄り添い方が非常に良いからと感じています。

絵の変化だけでなく、メンバーさん自身にも変化が現れています。

今まで寡黙だったYさんは、絵の変化と共に積極性が出て来て、「もっと大きな紙に描きたい！」など、今までなかった自己主張をするようになりましたし、掃除の時間では率先して他のメンバーさんに指示を出したり、帰りの会では積極的に発言したりと、大きな変化をみせています。

Yさんだけでなく他のメンバーさんも変化をみせていて、スタッフも「今までメンバーさんの心の奥底に眠っていたものが開花して来ている」とお話しされていました。

絵を描くことを通じて、自己肯定感を育み、自由になっていくことこそが、「絵を描くこと」の意義と思っています。

そんなアルテスパティオのメンバーさんとサポーターの皆さんのグループ展「NOP法人心音会ぽこあぽこの仲間たち展」が、4/12から17まで甲府市貢川にあるギャラリーVayu風で開催されます。

アルテスパティオのメンバーさんの日頃の活動を、是非ご覧になってください。