読書っていいな!(『おりこうな アニカ』)

2019.06.12(12:10) カテゴリ:Essay

就寝前に娘に絵本を読んであげてます。一体、何冊読んであげただろうか?

結婚前の20代に、絵本の勉強のつもりで絵本専門店のご主人に選書をしていただき、絵本を読んでいた時期がありましたが、勉強のつもりで絵本を読むことよりも、子どもが誕生して、親子の親密な時間を子どもと一緒になって楽しんで絵本を読んでいる方が、ずっとずっと勉強になります。(当然といえば当然ですよね)

この『おりこうな アニカ』は、旭川市の児童書店・こども冨貴堂の書店員さんに勧められて購入しました。かなり古い絵本なのに、この絵の若々しさ! 内容も健康的で、明るく優しい気持ちになれます。

以前、大正時代に作られた日本の広告ポスターを見た時、すごくモダンな感じで「Macで描いたの?」と思ってしまうほどの作品でしたが、この『おりこうな アニカ』も同じく、時代を感じさせない、鮮やかでハツラツとした作品で、ベスコフの卓越したセンスを感じます。

子ども時代にしか感じられない世界、見えない世界を描いた、優しい気持ちになれる一冊です。