主の祈り

2020.03.25(22:31) カテゴリ:Essay

パンデミックで世界が激しく動揺する今、教皇フランシスコが3/25の正午(日本時間午後8時)に、全てのキリスト者が一斉に「主の祈り」を唱えるよう呼びかけました。

19:55を時計が示し、夕食の後片付けをする手を止めて外に出た私。綺麗な星が夜空に輝き、時折冷たい風がゆっくりと流れてくる中、一番明るく輝く星に向かって「主の祈り」を唱えました。

時折、「祈りに効果があるの?」という言葉を耳にすることがあります。確かにそのような疑問や意見をもたれる方がいることも理解できます。

でも、今の私が世界に広がる脅威に対してできることはあまりありません。外出を控え、マスク、手洗い、うがいをこまめにして、感染しない、感染させないという行動をとることしか今の私にはできないと思うのです。

以前、知り合いの女性が、遠い異国の地で生活されている息子さんの話をしてくれた時に、「遠く離れて暮らす息子のために私ができることは、身の安全を『祈る』ことだけですよね」と話されました。多分、特定の信仰がない方と思うだけに、その言葉がとても印象的でした。

発症して苦しむ患者はもちろんのこと、最前線で戦う医師や医療従事者、その他この脅威の対応に力を注いでいる全ての方々に対して、今の私ができることの一つが「祈ること」と思い、教皇様の呼びかけに応えるべく「主の祈り」を唱えました。

どうか世界中の「祈り」が届きますように。