子育て

2020.04.22(13:15) カテゴリ:Essay

新型コロナウイルスの感染拡大で休校中の娘がずっと自宅にいます。

インドア派の私と妻の子どもだけあって、家の中にずっといるのが全く苦痛にならないようで、i Padでゲームをしたり音楽を聴いたり、たまに私の部屋のi Macでユーチューブをみたり、本や漫画を読んでゲラゲラ笑っていたりします。

ほとんど手がかからないので、私は仕事に没頭できるのですが、ふと一抹の寂しさもよぎります。

娘が生まれてから今に至るまでのことを思い返すと、おしめを替えたり、離乳食を作って食べさせたり、夜泣き止まないので抱っこして近所を散歩したり、歯を磨いてあげたり、遊んであげたり、一緒にお風呂に入ったり、絵本を読んであげたり、寝かしつけたり、おもちゃ屋さんに連れて行ってあげたり、幼稚園の送り迎えをしたり、などなど、未熟な父親ながら娘に寄り添う努力はしてきたつもりです。妻が活動的なので、娘が小さい時から夜の外出や出張などで家に居ないことも多く、主に私が娘のお世話をして家を守ってきました。

子どもを育てることは楽しいのだけれども、忍耐も必要です、娘が生まれる前までは、自分の時間を好きなように自由に使っていた訳ですが、子育てが始まるとそうはいきません。自分のやりたいことは横に置いといて、娘のリクエストを最優先に寄り添わなければならなくなります。

絵を描きたい私が、その衝動を抑えて娘に寄り添うことは、はじめは苦痛で戸惑いました。でも「子育ては今だけ」と気持ちを切り替えて、楽しく娘に向き合うようにしてきました。それでもイライラする時もあったし、数えるほどだけど感情的になってしまったこともありました。

振り返ってみればいろいろあったのですが、今現在、娘は成長してほとんど手がかからなくなってしまい、ホッとしつつも、なんだか寂しさを感じている私がいます。まだまだ成長途中の娘なので、子育ては続くのですが、これからはますます手がかからなくなっていくことは、自分の人生を振り返ってみれば明白です。成長と共にドンドン娘の世界は広がり、自分の人生を歩んでいくことになります。

ホッとしたり、ちょっと寂しくなったりしている私ですが、適正な愛情を注げば、娘はするりと私たちの元から歩み出せると思っています。その日は決して遠くはないのです。1日1日を大切に、娘が生まれてきてくれたことと、一緒にいてくれることに感謝しつつ、これからの毎日を過ごしていきたいと思っています。