お互い様

2020.07.06(8:02) カテゴリ:Essay

このところ忙しくて余裕がなく、少しイライラしていました。

毎日続く家庭生活を運営していくには、たくさんの仕事をこなさなければなりません。三食のご飯の支度に後片付け、食糧の買い出しに毎日の娘のお弁当の用意、ゴミ出しに布団の上げ下ろし、お洗濯にお掃除などなど。これらに加えて生活を支える仕事をしますし、展覧会用の作品も制作します。かなり手がかからなくなったとはいえ娘の遊び相手になったり、一緒に宿題をしたりもします。

家庭を持つとやることが格段に増えますが、これらのたくさんの仕事を毎日こなして行かなくては家庭は維持することができませんし、誰かが引き受けなくてはなりません。

忙しい妻に面と向かって言ったことはありませんが、「もう少し、家の仕事を手伝ってくれると嬉しいなぁ」と内心思っていました。妻も忙しくしているのは理解していますが、自分に余裕がなくなってくるとその想いが次第に尖ってしまい、不満に変わってしまいます。

そんな想いを抱えていた私ですが、今日、妻が大変なことになっている押入れの片付けをしてくれました。途中からお手伝いに加わった私は、妻とお喋りしながら衣類を選別していたのですが、話の流れの中、妻が「結局、私が引き受けなくてはならないんだよね・・」と漏らした言葉にハッとしました。

「私と同じ想いを抱えていたんだ」

私は自分のやっている仕事ばかりに目を向けて不満を抱えていましたが、私の目が向かない仕事を妻が引き受けてくれていて、結局はお互い様で家庭生活が成立していることに気がつきました。なんとも恥ずかしい。。

「あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか」

イエス・キリストのこの言葉が、瞬時に私の頭の中に浮かびました。私の目の中には大きな丸太があって、妻の働きが見えていなかったことを痛感。自分のことは棚に上げて、相手のことばかりを責めて不満を持ってしまう私の未熟さ・・。う、う、う。

夫婦は両輪。共に動かなくては家庭生活は前に進みません。

今日は大切なことに気づけた1日でした。