裁いてしまう自分

2020.10.07(11:00) カテゴリ:Essay

「人を裁くな。裁かれないためである。」

この新約聖書の箇所を読むたびにギクリとなる私。時折、舌鋒鋭く人を非難し、裁いてしまうからです。

特に、経済的に優位な生まれの人や、豊かな才能をもった人が、額に汗して働く生活者を見下すようなことを言っているのを聞くと、つい私の感情に触れてカッとなり、怒りの感情がむくむくと湧いてきます。自分の価値観から見て、不誠実な生き方をしている人となると尚更です。

ただ、そういった言動をする人を観察してみると、その人の孤独や苦しさも垣間見えるのです。

ついつい自分の価値観から感情的に人を裁いてしまう私ですが、まずは相手の心の内に耳を傾ける姿勢を学ばなければならない、と、思う私がいます。

反省したり傲慢になったりする私は、感情と理性の狭間を揺れ動きながら生きていることを痛感しますし、私だって裁かれる立場であることを忘れてはならないと思っています。