イントロ

2020.11.19(7:00) カテゴリ:Essay

食事を済ませた後、食器や調理器具を洗っている最中、頭の中にイントロが流れ始めます。

「♪ パ〜ヤ パ〜ヤ パッ パヤッ パヤッ パ〜ヤ パヤッ パ〜 ♪」

ヒロシ&キー坊の「3年目の浮気」のイントロです。

脳内に高らかにこのイントロが鳴り響き始めると、あまりに呑気で能天気なメロディに一気に力が抜けて、その後は言いようもない腹立たしさが込み上げてきます。

バブル崩壊後、政治は迷走し景気は一向に良くならず、東日本大震災では大地震、大津波、原発事故が起こり、その後の政治は目を覆いたくなるもので、加えて現在は新型コロナの感染拡大で不安と動揺の毎日です。

生きていくこと自体が困難になってしまった現在において、ヒロシ&キー坊の「3年目の浮気」が流行した時代は色々と問題はあったであろうけど、今と比べたら本当に良い時代だったのだと思います。だからこそ、生きていくことの厳しさに直面する私にとって、あまりに呑気で能天気なメロディが気に触るのだと思うのです。

「馬鹿言ってんじゃないよ」

と思わず呟く私ではありますが、同時にこのメロディに合わせて小気味の良いステップを踏んでいる自分がいて「???」となります。

確かに腹立たしさが込み上げるメロディなのですが、力が抜けるのも事実。

不安と緊張の毎日を過ごす私に対して、心の中のジュークボックスが「3年目の浮気」を選曲して、不安と緊張を和らげてくれているようにも感じます。もしそうだとしたら「身体って賢いな」と思わずにはいられません。

実際の根拠は全く分かりませんが、今宵もまた「♪ パ〜ヤ パ〜ヤ ♪」のイントロが脳内に響き始めます。