静かな暮らし

2021.03.02(1:00) カテゴリ:Essay

あまり人に会わない静かな暮らしをしています。

独身であった東京時代は、孤独を抱えていたからこそ人を求めていて、頻繁に出掛けていました。

行きつけのカフェレストランに顔を出したり、ギャラリーのオープニングパーティーなどにも参加したりして、それなりに刺激的で楽しい生活をしていましたが、どこか無理をしている自分がいました。

そもそも人が苦手で、対人恐怖から心身共に不調をきたした高校時代の私。その後遺症を引きずっているので、孤独から人を求める反面、人に対してどこかしら緊張と恐れを抱いていて、心の中で苦しさを感じていました。

ちょっとした人間関係のこじれから生来の対人恐怖が蘇り、ほとんど人と会わない生活に転向しましたが、その「躓きの石」が本来の自分に合った生活に導いてくれたように感じています。

絵を描き、本を作り、ちょっとだけアルバイトをして、休日は素敵なカフェで読書を楽しんだりと、自然豊かで生活しやすい地方都市の旭川で、質素で慎ましい生活ながら、この静かな暮らしに居心地の良さを感じています。