イラストレーター

2021.05.19(10:00) カテゴリ:Essay

20歳の頃、精神病院から退院したものの体調は優れず、やることもない時期に立ち寄った山梨県立図書館で出会ったポスター集。その中で、特にイラストレーションを使用したポスターに魅了されてイラストレーターを志した私。

30歳でイラストレーターとして自立し、紆余曲折しながらも細々と仕事を続けています。

私は、イラストレーターは「イラストを描く人」とは思っておらず「絵が描けるデザイナー」と思っています。

生来のデザイン感覚がほとんどなく、やれば明後日の方向のデザインをしてしまう情けない私ですが、私が憧れたイラストレーターは分業化される以前に活躍した昔の人たちで、絵も描き、デザインもできる、いくつかの優れた才能をお持ちの総合芸術家のような方々で、「そう言った表現者になりたい!」という思いを抱えて、今まで少しづつ歩みを進めてきたと思っています。

でも、私なりにコツコツと積み重ねて来たとは思っていますが、私の目標には遠く及ばず、世の中にはたくさんの素晴らしい才能を持った方々がいて、「うーん」と唸ってしまうことがよくあります。

いくつかの才能の掛け合わせで、表現領域を大きく広げられることを学ばせていただいたのはマイケル・ジャクソンです。

歌唱力・ダンスパフォーマンス・ソングライティング・映像表現など、クオリティの高い才能をいくつもお持ちのマイケル・ジャクソンは、その才能の掛け合わせで、非常に大きくて豊かな表現をされました。

私が総合芸術家としてのイラストレーターを志した素地には、高校時代に大きな影響を受けたマイケル・ジャクソンの表現者としての姿があると思っています。