『甲府の動物園物語』に込めた想い

故郷・山梨県の甲府の動物園の物語を絵本というカタチにしてから2年が経ちます。

今でも時々書店様からご注文をいただき、ゆっくりとでも読者の手に届いていることがとても嬉しいです。

この絵本を世に出す辺りから世界の情勢が大きく変わり、暴力の応酬が各地で繰り広げられています。圧倒的な暴力の前においては、この絵本でお伝えしたい想いなどは何ら意味のないことかも知れません。

でも、表現者の端くれとして、猛獣処分を回避した小林承吉園長の行動をカタチにしてお伝えすることは、私の役割のようにも感じています。

手に取っていただけますと幸いです。