希望の種

私の郷里・山梨県には、地方美術館の先駆けとなった、ミレーの収蔵で有名な山梨県立美術館があります。

私が絵を描く人生を歩む契機となったのも、この美術館のお陰と思っています。この山梨県立美術館の思い出は、只今美術館エントランスにあるギャラリー・エコーで開催中の「美術館と私」エッセイ展を是非ご覧ください。

小学生の時に初めて観た、ミレーの「種をまく人」。この農夫はいったい何の種をまいているのか不思議でした。大きくなって、聖書に親しむようになってから、この農夫がまいている「種」は、イエス・キリストの「み言葉」「教え」であることを理解しました。

そして親になった今、改めてこのミレーの描いた「種をまく人」に向き合うと、新たな自分なりの解釈も生まれてきます。それは、この種は「希望」であり、未来を創る「新しい生命」であるという解釈です。

「希望の種」は燦々と光り輝く太陽のもと、周囲の愛情という水をたっぷりと与えられて、芽を出し、「笑顔の花」を咲かせます。

この地上が、子供たちの「笑顔の花」で埋め尽くされる、そんな日の到来を想ってこの絵を描きました。

山梨県立美術館HP  http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp