ナガイヨル(2002)ポストカード有

私が東京で生活を始めた20代半ばは、失業率の高さが社会問題となっていました。

当時、百貨店の深夜の清掃アルバイトをしていたのですが、職場の仲間は私と同じくらいの20代の人たちで、生活にとても困窮している人もいました。

バブルが崩壊して就職氷河期に見舞われて就職できず、アルバイトを掛け持ちして生活していたAさんは国保にも加入できていない様子でしたし、Bさんはご自身も経済的に余裕がないのに、更に困窮していると思われるご実家に仕送りをしているとも聞きました。

ニュースで流れる不景気による生活の厳しさを、一緒に仕事をする仲間の姿からより一層深刻な問題として受け止めていました。

大都会・東京の街角で、頭を垂れてうなだれる若者。

その姿をみて「明けない夜はない」という想いで描いた作品です。