K市の風景114th

緑の景色の中の「母」と「子」を描いた「K市の風景114th」です。

同じような絵ではありますが、毎回自分なりに新たなチャレンジをして描いています。でも、そのチャレンジがうまく行く場合もありますが、しっくり来ない場合もあります。うまく行く場合としっくり来ない場合の差が生まれるのは、私の「心の有り様」に拠るのだと痛感しています。

生来の前のめりな性分から来る焦りや、暑さや寒さ、ちょっとした気掛かりなことなど、本当に些細なことが絵画制作における精神状態に大きな影響を与えるのだと感じています。だからこそ、自分自身を冷静に見つめる視点と、自分自身を安定した状態に保つための工夫が求められます。

こうなってくると単に技術的なことではなく、目に見えない部分の自分自身とのやり取りが重要になってきて、自分自身を把握することや、その自分をどのように制御していくのかが問われます。

絵を描くことは楽しいのですが、なんとも難しい・・ものですね。