K市の風景 92th

私の心象風景であるK市の風景シリーズの92番目の作品です。

結婚して子どもが生まれてから、以前より描いていたK市の風景シリーズに母と子が登場したのですが、描いていてふと、「自分と娘のふれあいを母と子の姿に投影して描いているのかな」と、思いました。

娘が生まれてから、なんてことのない生活の中で、たくさんの心に残る出来事がありました。記憶に残っているものも、記憶に残っていないことも、たくさんたくさん。

真っ白なキャンバスを前に、無計画に向き合うのですが、そうしていると突如キャンバスの上にイメージが湧き上がってきます。

でも、これはきっと娘との生活の中で、特別ではない、普通の日常生活の中のやりとりが私の内に積み重なって生まれ出てくるイメージだと思うのです。

私の内に積み重なった、普通の、でも大切な記憶のひとつひとつを、一枚一枚絵にしていけたらと思っています。