『わかな十五歳』装画とブックデザイン

ミツイパブリッシングから3月に刊行した『わかな十五歳 中学生の瞳に映った3.11』の装画とブックデザインを制作しました。

今回は、装画・ブックデザイン・DTP作業の全てをこなして出来上がった一冊です。

もともと企画立案の時期から考えて無謀なスケジュールで、外部のブックデザイナーさんに頼むと時間的にやりとりが厳しすぎて、かえってご迷惑をおかけする結果となることが目に見えていたので、自信がある訳ではありませんでしたが、この本に関しましては私が全てをやることに決めました。

この『わかな十五歳』はスケジュールが今までの本の中で一番厳しくて、緊張が高い中、徹夜を繰り返してギリギリで何とか仕上げました。予想通り、外部のブックデザイナーさんに頼んでいたら、間違いなく間に合わなかったです・・。(冷汗)

出来上がったデザイン、とりわけ装画に関しては、著者のわかなさんをはじめ、周囲の人たちからお褒めの言葉をいただき「頑張った甲斐もあったかな」と、少しだけ安堵した私です。

原発事故に関しては、とてもデリケートな問題で、なかなか話題にしづらいのですが、決して原発事故は収束した訳でもなく、現在進行形の大問題でありますし、避けては通れない現実です。

この本は原発事故をテーマにしていますが、同時にこの日本社会や大人たちに向けて「一番大切なモノって何?」「本当の幸せって何?」と、子どもの真っ直ぐな瞳が問い掛ける内容でもあります。

この本を読んで、「この日本社会の在り方」や、「おひとりおひとりの人生」について考えるキッカケとなりましたら幸いです。

この本の詳細・購入はこちら→ https://mitsui-publishing.com/product/wakana15