『ぼくらの時代の罪と罰』装画

12/10発売の『ぼくらの時代の罪と罰』(森達也著)の装画を描きました。

「よりみちパン!セ」シリーズの増補新版で、基本的には中学・高校生対象の本のつもりで制作しましたが、「死刑制度」をテーマにしていて、司法の難しい用語も多数出てきますので、「子ども向けです」とは言い切れないかな、と思っています。

でも、中学・高校生でも理解できるように、総ルビをふり、ポイントとなる箇所にはイラストによる解説を加えました。

裁判員制度が始まってだいぶ経ちます。今後、裁判員に選ばれる対象年齢が引き下げられる様子で、これからを生きる中学・高校生も、もしかしたら数年後には裁判員に選ばれるかもしれません。

だからこそ、中学・高校生たちに、一番重い刑罰である「死刑制度」について知って欲しいし、犯した「罪」に対して必要な「罰」についても考えて欲しいのです。そしてなにより「命の重さ」についても向き合い、考えて欲しいのです。

厳罰化が叫ばれ、司法の現場もポピュリズムが蔓延する日本社会において、今一度ぼくらが見つめる必要がある「罪と罰」。

この本の装画は、子どもたちが胸に手を当てて、空を見つめ、「死刑制度」や「罪と罰」について想いを馳せている様子を描きました。

大人も子どもたちと一緒に「死刑制度」や「罪と罰」、「命の重さ」などを考えていきたいですよね。