森見登美彦さん『ペンギン・ハイウェイ』挿絵

角川書店の文芸誌『野生時代』の森見登美彦さんの特集で、巻頭から20〜30ページくらいにかけて、たくさんのイラストレーションを描きました。

特集の中で、森見登美彦さん書き下ろした新作「ペンギン・ハイウェイ」のために描いた挿絵がこの絵です。

上京してから初めていただいた大きな仕事で、時間もあまりなく、極度のプレッシャーの中で描いたのを覚えています。追いつめられた中でも、気持ちを強くもって開き直ったことにより乗り越えた仕事で、プロのイラストレーターにさせていただいた記憶に残る仕事です。

また、この「ペンギン・ハイウェイ」の挿絵を偶然みた毎日新聞社の編集者が、その後サンデー毎日で連載が開始されることになる、東野圭吾さんの「パラドックス13」のイラストレーターに私を抜擢していただくことになった契機となった挿絵でもあります。