歩く

2021.03.04(7:00) カテゴリ:Essay

近所に出かける時は、できるだけ歩くようにしています。

車は確かに便利なのですが、冬場は凍結した道路を走行するのが怖く、なるべくなら車の運転を控えたいという気持ちと、歩くことで感じられること、見えることがあるからです。

季節の移ろいに伴うちょっとした自然の変化は、歩くスピードでしか観察できないように思いますし、いろいろなことに思いを巡らすにも、歩きながらが最適なようにも感じています。

また、先進国の死因のひとつに「運動不足」があるらしく、自宅で静坐して長時間仕事をする私にとっては、意識的に歩くことを課さないと健康に不安を感じてしまうのです。

普段意識しないで歩いていた通りであっても、意識して観察することで何の変哲もないと思っていた通りに、新たな発見が多いことに驚きます。

この広大な地球の縮図が、私の居住するこの小さなエリアであり、この小さなエリアを歩くことは、この広大な地球を歩いて探索するような気持ちになるのです。