なごり雪

2021.04.08(17:00) カテゴリ:Essay

今朝起きてビックリ。大粒の雪が勢いよく降っているではありませんか。

このところだいぶ暖かく、少しづつ春の陽気になってきて心が弾んでいたのですが、4月のこの時期に雪が降るところが、さすがは北海道。

その後、お昼近くまで細かい雪が断続的に降り続きましたが、窓の外の景色を眺めていて、中学生の頃の一場面を思い出しました。

中3の修学旅行で私のクラスのバスに同乗した養護教諭が、イルカさんの名曲「なごり雪」を歌い、歌い終わった後に担任の先生が、「きっとT先生(←養護教諭)には、この歌に深い思い入れがあるんでしょうね」と、言葉をかけました。

修学旅行中の一場面でしたが、T先生にも「なごり雪」の歌詞の物語のような思い出がきっとあって、「なごり雪」を歌うその姿から、中学生だった私にはまだ経験したことのない、未来の「出会い」と「別れ」を想像したのでした。

今日降った「なごり雪」は、午後にはすっかり消えてなくなりましたが、遠い中学生時代の一場面が思い出されたのでした。