自転車屋さん

2021.04.13(4:26) カテゴリ:Essay

自転車を修理しました。

今年は雪がたくさん降り積もった旭川も、今ではほとんどとけて、春の到来を感じさせる心弾む季節になってきました。

日頃の運動不足解消のため、極力歩くようにしていますが、距離のあるところへの移動には自転車が最適です。

我が家の自転車は30年以上も前に購入したもので、妻が学生の時に使用していた年季の入ったものなので、ところどころ不具合があり、自転車屋さんで修理していただくことにしました。

ベッコベコに変形したカゴ、倒れやすい一本足のスタンド、古びて固くなったサドル、を新しく使いやすいモノに取り替えていただいたのですが、修理するおじさんの姿を見ていて、子どもの頃の記憶が思い出されました。

私の家の比較的近くに住む同級生のお宅は自転車屋さんを営んでいて、小学校からの下校は帰る方向が一緒なので大抵一緒に帰っていました。

小学生時代の私は、デザインが気に入っていた近鉄バファローズの帽子を被っていたのですが、自転車屋さんのおじさんも同じく近鉄バファローズの帽子を被っていたので、妙な親近感を感じていました。

自転車がパンクしたりして修理に持っていくと、おじさんが「三井さんのお宅は自転車を大切に長く使っているよね」と言葉をかけてくれたことがあり、なんだかとても嬉しかったです。

おじさんは私が中3の時に亡くなってしまいましたが、近鉄バファローズの帽子を被っていたおじさんの姿を今でもよく覚えています。

小一時間ほどで修理は完了。これで晴れやかに自転車ライフを楽しめますが、目の前で修理に奮闘するおじさんの姿を眺めていて、遠い子どもの頃の記憶を思い出してしまいました、