咲いた

2021.05.04(10:00) カテゴリ:Essay

北海道に移住してから驚いたことの一つに、雪がとけて春が訪れると、堰を切ったように辺り一面に一斉に花が咲き始めることが挙げられます。

気候変動の影響で雪がとけるのがだいぶ早まった様子ですが、それでも4月下旬までは雪が至るところに残っている旭川。その雪が姿を消すと、待ってましたと言わんばかりに、色鮮やかな花々が咲き始めるのです。

特に目立つのはチューリップで、各ご家庭の庭先だけでなく、道路脇の花壇や道端の至るところに、赤や黄色、ピンクやオレンジ色のチューリップが咲くのです。

チューリップは私が大好きな花の一つで、「可愛らしさ」と「逞しさ」を兼ね備えた、存在感あるその姿がたまらなく好きですし、加えて「外国」を感じさせる雰囲気も気に入っています。

他には、黄色や白色の水仙や、ピンクの芝桜、たんぽぽにつくし、名前は分からないのですが紫色や黄色や白色やピンクなどの可憐な花が、とにかく一気にたくさん咲いて、心が和み愉しませてくれます。

あれだけ厚く積もっていた雪の下で、春の訪れまで力をため込んでいたかと思うと、やっぱり自然はすごい!と感じずにはいられません。

厳しい冬が終わり、生命が躍動する季節になったことがなんだかとても嬉しく、植物たちと同じく「あれもやりたい!これもやりたい!」と、活動的なってきている私です。