「8年目の3.11」展スタート

2019.02.25(11:07) カテゴリ:Exhibition

旭川市の児童書店・こども冨貴堂の企画展「8年目の3.11」に出品しております。

東日本大震災から8年。

東日本大震災に心を寄せる11人の作家によるグループ展です。

私は、2点組作品として出品しています。

作品に込めた想いは下記の通りです。

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「あの日の卒業式」

今年もまた、あの日がやってくる。春の訪れにウキウキと心が弾む季節に、重苦しい恐怖と不安の感情がついてまわるようになってから8年が経つ。春の訪れを素直に喜べなくなってから8年。3月は卒業シーズン。別れの寂しさと共に、新たに始まる新生活に期待し、希望あふれる大切な月。8年前の3月、被災地では大震災のために卒業式ができなかった学校があったと聞いた。卒業式ができずに卒業した女子生徒も、8年が経過した今、もしかしたら母親になっているかもしれない。8年という歳月は、人生を大きく変化し得るのに十分な時間である。大震災の傷跡は、今も一人一人の心の内に生々しく残る。だが、それを抱えながらも、前を向いて自分の人生を歩んで行かなければならない。「あの日の卒業式」を迎えられなかった女子生徒は、今、どこかで静かに自分の人生を歩んでいることを想像してこの絵を描いた。

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是非おでかけください。

こども冨貴堂HP  http://fufufunet.kids.coocan.jp