11/3から12/15まで、山梨県甲府市青沼にある桔梗屋甲府本館2Fメセナギャラリーで展覧会をします。展覧会まで1ヶ月をきり、仕事に追われつつ、焦りながらなんとか準備をしています。

先に送ったデジタル作品とアクリル画に続いて、今回の展覧会で発表する新作絵本のパネルがようやく完成し、発送することができました。

この新作絵本は、甲府市にある遊亀公園付属動物園の戦時中のお話をテーマにしたものです。

戦時中、空襲で猛獣の檻が壊れて、逃げ出した猛獣が人を襲う恐れがあることから、全国の動物園に「猛獣殺処分」の命令が下されました。有名な絵本『かわいそうなぞう』でご存知の方も多いと思いますが、この甲府の動物園では「猛獣殺処分」が行われませんでした。当時の二代目園長の小林承吉さんが、知恵と勇気をもって動物たちの生命を守ったのです。その物語を絵本にしました。

とはいえ、商品としての絵本化はしばらく先を考えていまして、今回は絵のパネル展示とさせていただきます。

『福音ソフトボール　山梨ダルクの回復記』に引き続いての郷里・山梨県内の出来事をテーマにした絵本です。是非、多くの方にご覧いただけたらと思っています。