2週間にわたって開催された「三井ヤスシ個展　MITSUI+WORLD2020 3rd」は、おかげさまで無事に終了しました。

本日は搬出で会場に行ったのですが、鷹栖町役場の職員から「たくさんの方がみえてご覧になられましたよ！」と、嬉しい感想をいただきました。そして「できれば来年も、再来年も、ずっと毎年やってほしいです」と、涙が出るくらいの言葉をいただき感無量でした。じーん。

学生時代から美術畑の世界の狭さに疑問を持っていたので、私は出来るだけ広く開放的に作品を展示して、とりわけ美術に関心のない人たちにこそご覧になっていただきたい、という想いがありました。

だから、ここ10年位は画廊ではなく市民ギャラリーやカフェギャラリーなど、美術畑でない人たちがご覧になりやすい場所で展覧会をしてきました。美術畑でない人たちにとって、画廊はやっぱり敷居が高いし、怖いですよね。

一流の芸術家の作品をコレクターが高値で取引する世界があってもちろん良いですし、そういった一流の才能とそれを育てる人たちこそが、新たな文化を創り、牽引していくものと思っています。

でも、私は一流ではありませんし、そういった世界で頑張ろうとも思っていません。

下積み時代の私を応援してくださったのは、普通に暮らしている職場のおじちゃんやおばちゃんたちでした。今、私が元気に表現活動を続けていられるのも彼ら彼女らのおかげです。

だからこそ私の作品は、まず普通に暮らしている生活者にこそご覧になってほしいし、楽しんでいただきたいと思っています。

展覧会は今後も続きますので、タイミングが合いましたら気軽にご来場いただきご覧になってください。

最後になりましたが、本展覧会にご来場いただいた方々には、この場を借りて御礼申し上げます。

ありがとうございました。