6/30付の山梨日日新聞のコラム「風林火山」（朝日新聞の「天声人語」にあたるコラムです）に『甲府の動物園物語』が取り上げられました。

取り上げてくださったのは、多分、山梨日日新聞の論説委員かと思いますが、小学生の長男くんが『甲府の動物園物語』を借りてきて、一緒に読んだことから文章が始まります。とても良い記事で、取り上げていただいて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

この『甲府の動物園物語』は、子どもからお年寄りまで読めるように、総ルビを振って、文字も大きめに読みやすく工夫したので、このコラムから論説委員の長男くんが借りてきて読んでくださったということを知り、とても嬉しくなりました。

日本に住んでいると戦争の実感はなかなか分からないでいますが、今、この瞬間も世界各地では暴力の応酬が繰り広げられていますし、この絵本の舞台である山梨県甲府市にも空襲があって、多くの人命が失われました。この絵本を通じて、今、私たちが住む甲府市にも戦争の傷跡があったことを理解することで、戦争に対する想像力を持つことができると思っています。

もちろん私も戦争体験者ではありませんが、先人が遺してくださったモノをカタチにして戦争の記憶を語り継ぎ、未来を生きる子どもたちの力になってくれたらとても嬉しいです。

この「風林火山」は山梨日日新聞の電子版でも読めますので、よろしければご覧になってください。