ミツイパブリッシングの既刊本の電子書籍化
2019.07.11(15:06) カテゴリ:News2013年に夫婦で立ち上げた出版社ミツイパブリッシング。始めは細々と直販のみでしたが、2017年に新しくHPを作り直し、トランスビューと取引を開始。本格再始動しました。
今までの刊行点数は12点を数えます。(うち『氷点さんぽ』は販売中止)新しい企画本の制作にも着手しておりますが、現在、既刊本の電子書籍化を進めています。
DTP担当の私。電子書籍化のための作業を行なっていますが、過去の入稿データを眺めてみて、一日三度寝込みながら四苦八苦して慣れないインデザインで作業したことを懐かしく思い出したり、あまりの経験不足ゆえに出来上がったデータを見て恥ずかしくなったり、といろいろ思い出しています。
久しぶりに東京に行って電車に乗ると、漫画を読んでいる人のほとんどが電子書籍であることに驚きました。確かに紙の漫画雑誌はかさばるし、荷物になるから当然といえば当然ですよね。私の世代は紙への愛着があるけれど、若い世代では本に対する考え方も大きく違っているのでしょう。
本好きで、読む本の数が多い人も電子書籍で購入すると聞きました。読み終わった本の置き場に困るというのが理由だそうです。また、既刊本の『みんなの教育』の作業中、スウェーデンの学校では配布する紙のプリントを廃止して、代わりにタブレット端末を使用していることを知りました。環境問題への意識の高まりと合理的な考えからだと思います。
とはいえ、紙の存在感も素晴らしいと個人的には思っています。本好きな知人は「なぜか小説は紙の本でなければ頭に入ってこない」と言ってました。本を読む人の読書環境に応じて、紙か電子書籍かを選択すればよいと思いますし、そういった選択ができる時代になったということです。
出版社としては、本をお読みになる読者の皆様が、それぞれの読書環境に応じて選べる選択肢をご用意する必要がある、と思っています。
リリースは少し先になると思いますが、ミツイパブリッシングの電子書籍をどうぞお楽しみに。