ときわ書房志津ステーションビル店さんから『少女のための性の話』をご紹介いただきました。

2018.05.23(0:53) カテゴリ:Publishing

ときわ書房志津ステーションビル店さんの5/20のツイッターで、新刊『少女のための性の話』をご紹介いただきました。

とても嬉しいです。ありがとうございました!

https://twitter.com/tokiwashizu

また本書の意義を的確に捉えた文章もツイートくださったので、ここに転載させていただきます。

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「…そうやってあやふやにしているうちに子どもは思春期に入り、学校の保健の授業で「とりあえず」学んだり、はたまたネットや本などのメディアから不確かな知識だけを得てしまったりする…という情景がありありと浮かびます….。でも本書があればそんなことにならないかもしれません。

タイトルにあるようにメインターゲットは少女ですが、その年頃の女の子が自ら本書を手に取ることはなかなかないと思います。なので親が「これ読んでみて」と渡す(あるいは机にこそっと忍ばせる?)ような形が多くなるのかと。

中身はガチガチの性教育というよりは入門書であり、あるいは性のことだけではなく、「生」つまり人生について、「あなたの未来にはステキな人生が待っているから、それを100%楽しむために知っておいてほしいことがある」と伝えているような感じです。

また、性以外の知識についても、子どもが「自分から知りたい/学びたい」と思い、行動に移すのを促す仕掛けが、性の知識と絡める形でさりげなく提示されます。例えば「コンゴ」の話。アフリカには「コンゴ」と名のつく国が2つあるんですよ、知ってました?ちょっと地図見てみましょうか。(笑)

このように、性(そして生)の知識を得ることを通して、物事の考え方や、世界がどのように変化してきたか(成り立っているか)、それを思索するための骨組を与えてくれるのも本書の真髄です。

そしてここからが大事。これは(少)女のため「だけ」の本ではなく、男(の子)にも読んでもらいたいと思いました。さっき「入門書」って書きましたけど、「入門」でもナカノヒトは知らないことが多かったです(さっき全部読みましたので)。

私たちはみな「他者」であり、性別などにかかわらずみなそれぞれ「違うところ」や「理解できないところ」が、どうしたって存在します。そんな私たちが共に暮らしていくためには思いやりや気遣いが必要ですが、それを適切に行なうのは難しいことですよね。

なぜならいま書いたように、「違うところ」や「理解できないところ」があるから、私たちは「間違った」気遣いをしてしまったり、それよりも悪いことに気遣いの必要性に気づかずに無意識に傷つけてしまったりする。

だから、正しく「想像し=思いやり」、正しく「気遣う」ための、正しい「知識」を得るキッカケとして、『少女のための性の話』を読んでみるのはいかがでしょうか。もう一度書きますよ。老若男女問わず読んでもらいたい本です。

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