ウェブ連載「宇宙(うみ)のニュージーランド日記 なつかしい未来の国から」第6回更新

2020.04.09(5:20) カテゴリ:Publishing

ミツイパブリッシング刊行の『多様性のレッスン』の共著者である安積宇宙(あさかうみ)さんのウェブ連載「宇宙のニュージーランド日記 なつかしい未来の国から」の第6回が更新されました。(『多様性のレッスン』の帯の写真左側の女性が宇宙さんです)

第6回は「大地とのつながり」です。

「第6回 大地とのつながり」

ニュージーランドと言えば、羊の群れ、どこまでも広がる草原、美しい星空、と言った(ステレオタイプでありますが・・)イメージをもっていて、自然がとても豊かであることは知っていましたが、今回の宇宙さんの連載で改めてそのことがわかります。

私は人工物に囲まれた人工的な生活環境で、ややもすると自然とのつながりの意識が希薄になりがちなのですが、マオリの人々の「私は川であり、川は私」という言葉に、自然と人は別個の存在ではなく、繋がっていることを思い起こさせてくれます。

また、マオリの人々にとって命の土地を開発から守る保護活動にも触れています。ニュージーランドだけでなくアマゾンのほか、世界中の至るところで同じように経済優先の開発が進み、自然環境が壊されていることに、私は憤りと不安を感じています。

確かに経済活動も大事と思いますが、その経済活動によって引き起こされる気候変動を身近に感じることが多くなり、「今のまま経済優先の開発を進めていったら、結果的に人間がこの地球で生きていけなくなるのではないか」と、やはり思ってしまうのです。

人間は自然の中から生まれ、生かされている存在であり、人間が行う経済活動も「自然と調和」した中で行われるべき、と私は考えます。きっと「自然と調和」して生きるヒントは、マオリの人々から多くを学ばせていただける、と今回の連載を読んで私は感じましたが、皆様はどうでしょうか?

瑞々しい感性で描かれる宇宙さんのニュージーランド日記。次回もお楽しみに!

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