先日、知人から「三井さんは自我が堅牢だから」と言われたのですが、その人は良い意味でも悪い意味でもなく、ニュートラルに私を評して言ったのだと思います。

妻からはたびたび「やすしくんは自我肥大の人だから」と言われ、「堅牢」とか「肥大」とか、『要は「自分」が強い人間である』ということかな？　と、私は解釈しています。

その解釈が正しければ、確かに小さな頃から自分自身に興味関心があったように思うし、だからこそ自分の外側と言うか周辺に目が向かず、周りに合わせることが出来ずにいて、辛い経験をしてきたように思います。

こういった私なので、創作活動に向かう生き方を選んだのは正解と思っていますが、一方でそういった自分に未熟さも感じています。

世の中には、世のため人のために自分の人生を捧げるような生き方をしている人がたくさんいるのに、私のように視野が狭く、自分自身に執着ばかりしているような生き方で良いのだろうか、と思うこともしばしばです。

でも、こう言った「私」に生まれてしまったのも仕方がない話ですし、性分や生き方は人それぞれ、とも思うので、開き直って「堅牢」とか「肥大」と評される「私」の表現が、広い世界へ広がり、繋ぐ、「架け橋」となれればいいんじゃないか、と思うようにしています。