音楽っていいな!(マイケル・ジャクソン「DANGEROUS」その2)

2018.12.14(21:49) カテゴリ:Essay

私は、マイケル・ジャクソンが好きです。

マイケル・ジャクソンとの出会いは高校一年生の一学期ということは、以前のブログでも書きました。

お小遣いを握りしめてCDショップに行き、買ったのがこの『DANGEROUS』。

高名なアーティストによる素晴らしいジャケットワークに心打たれて、ワクワクしながら手にしたこのCDを、急いで帰宅して聴いてみた私は、その高い音楽性と大きな世界観にとても驚きました。

のちに知ることとなる、マイケル・ジャクソンの表現、つまり歌声や歌唱力だけでなく、ダンスパフォーマンスや映像作品の全てに中毒性があり、私はマイケル・ジャクソンにすっかりハマってしまったのでした。

マイケル・ジャクソンと出会った高校一年生のわたしは、高校が合わず、疲れ果て、非常に高いストレスの毎日で、辛い日々が続いていました。三学期になるとだんだんと休む日が多くなり、高校二年生になるころには頻繁に学校を休む不登校気味の生徒になっていました。

朝、自転車に乗って登校するのですが、途中でどうしても行きたくなく、神社の境内や河原の土手で本を読んだりしてから、再び家に戻ってしまう日が多くありました。

誰もいない家にぽつんといた私は、やることもなく、毎日毎日ひたすら朝から晩までマイケル・ジャクソンのこのCDを聴いていました。

学校を休んでばかりで、親や学校に対する申し訳なさや、大学受験に対する不安感。疲労がたまり、肉体的にも精神的にも疲れて果ててしまっていて、頑張ろうにも頑張れない私。このころは毎日が本当に辛く、自分を責めてばかりいました。

そんな状況の私に寄り添ってくれたのが、このマイケル・ジャクソンの『DANGEROUS』でした。

このCDは、混乱して塞ぎ込んでいる私を、聴くたびに元気にしてくれたのでした。

(つづく)