ブリティシュ・オートマタ展に行ってきました

2019.07.22(5:45) カテゴリ:Essay

ただいま旭川美術館で開催中の、ブリティシュ・オートマタ展に行ってきました。ブリティシュ・オートマタ展は邦訳すると、英国からくり人形展となるようです。

娘とおばあちゃんの三人で行ったのですが、会場は親子連れやカップルで賑わっていました。

世界に熱狂的なファンを持つポール・スプーナーの作品を中心に、多くのからくり人形が展示されていましたが、からくり人形の入った透明なケースにはボタンがあり、そのボタンを押し続けると中のからくり人形が動き出すといった面白い趣向の展覧会です。

展示されたからくり人形の一つ一つに、社会風刺や皮肉といった作家のメッセージが込められていて、からくり人形のコミカルな動きも相まって面白さを倍増させています。

観客が自ら展示作品を動かすことができる点も良く、会場のあちこちから「おもしろーい」「よくこんなアイデアが生まれるよね〜」といった言葉が、笑い声と共に聞こえてきました。

一緒に行った娘もとっても面白かったようで、会場を二巡して全ての展示作品を動かし、楽しんでいました。会場を後にした時も「面白かった!また来たい!」と大満足の様子でした。

私としては、ポスターなどで表現されることの多い社会風刺や皮肉といったメッセージを、からくり人形で表現している点に大いに驚かされましたし、からくり人形の動きも実にリアルで、緻密な計算に裏付られた完成度の高さにも驚かされました。

展覧会は9/1まで。これから夏休みなので、子どもを連れて行くと親子共々楽しめる展覧会です。

お近くの方は是非どうぞ。とってもオススメですよ!