優しさの詰まったソフトクリーム

2020.04.04(8:27) カテゴリ:Essay

旭川市には、買物公園という日本で一番最初に出来た歩行者天国があり、そこにジャパチーズというチーズ屋さんがあります。

美味しいチーズで評判のお店ですが、春になるとソフトクリームの販売が始まります。このソフトクリームがとても美味しいのです。

旭川東鷹栖の加藤牧場の生乳を使用し、ノンホモ低温殺菌製法、卵不使用、甜菜含蜜糖使用のこだわりの逸品です。

お店に行くと、このこだわりのソフトクリームの開発にあたって、私の娘が関わっていることを奥さんがよくお話してくれます。

私の娘は2歳くらいの時から、手首や肘裏、膝裏が痒くなり、頻繁に掻いてしまうので皮膚がボロボロになって赤くなり。血が滲んでしまうようになりました。痛々しく可哀想なのですが、原因がわからず困っていました。

妻が娘の行動を観察していると、甘いもの(白砂糖)を食べた後に痒くなることに気付き、娘を連れて小児科を受診したところ、医師も甘いものの摂取と痒みの関係を認めてくれました。

それから家庭内では、娘が出来るだけ甘いものを摂取しないように努力を始めたのですが、それでもやはり甘いものを食べたいのが本音の娘。我慢を強いてばかりで可哀想に思ってしまう私。

そんな時、森の幼稚園ぴっぱらでお互いの子どもが一緒だったジャパチーズのご夫婦が、私の娘でも食べられるようにと、試行錯誤を重ねて開発くださったのが、このこだわりのソフトクリームです。

甜菜糖だと痒みも比較的穏やかな娘を念頭に開発くださった、とお話くださいますが、今、アレルギーをお持ちの子どもも多いので、この優しさの詰まったソフトクリームは、アレルギーを持つ多くの子どもたちも美味しくいただくことが出来ると思います。

ジャパチーズではお得なソフトクリーム回数券も販売していて、今度娘と一緒に食べに行こうと思っています。

ジャパチーズのご夫婦の優しさにはただただ感謝。娘の痒みも、成長と共にだんだんとよくなってきました。

追記:娘の痒みですが、白砂糖の摂取を控えると同時に、お風呂の温度にも気をつけました。温度が高いと風呂上がりに痒くなるので、39℃くらいに設定していました。また、石鹸で身体を洗うと痒くなってしまったので、極力石鹸を使用する回数を減らしました。あくまで私の娘の場合ですが、皮膚のトラブルでお困りの方の参考になればと思い、追記します。