実況中継

2020.07.08(21:19) カテゴリ:Essay

最近、娘がスライム作りにハマっています。

YouTubeでもスライム作りの動画が人気らしく、ドラッグストアで洗濯糊やホウ砂を買ってきて、夕食後に工作版を広げてとても楽しそうに作っています。

「このバブル音がいいんだよね!」「この感触、ストレス解消になる〜」と、スライムを作りながらいろいろな言葉を発します。

なんとも楽しげな娘の傍にいる私はその様子を眺めていて、ついプロレスのような実況中継を始めてしまいます。

「おっと、M(←娘の仮名)ちゃん、スライムをむんずと掴んでアイアンクローだ〜」

「抱えたスライムを、リング中央にボディスラム!!」

「スライムにチョップ、チョップ、またチョップ。みるみるスライムの胸元はミミズ腫れだ〜」

「スライムをひねって、ひねって、ドラゴン・スクリュー」

「あ、あ〜。Mちゃん凶器のスプーンを取り出した!そのスプーンでスライムの額をめった刺し。流血!流血だ〜」」

と、なんちゃって実況中継で盛り上がる私に娘も楽しそうな様子。

「スライムを掴んで、そのままフォール! ワン・ツー・スリー!!」

こんな感じでスライムで遊ぶ娘の実況中継は終わります。

小・中・高を過ごした80〜90年代はプロレス全盛でよく観ていましたし、「キン肉マン」が大ヒットした世代です。

ジャイアント馬場、アントニオ猪木、ジャンボ鶴田、天龍源一郎、長州力、藤浪辰彌、タイガーマスク、ザ・グレート・カブキ、三沢光晴、武藤敬司、アンドレ・ザ・ジャイアント、アブドーラ・ザ・ブッチャー、スタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ、ロード・ウォリアーズ、などなど、記憶に残る名レスラーは枚挙にいとまがありません。

プロレスを見たことがない娘には、正直「?」でしょうが、面白がってくれるのでよしとします。

今度、初代タイガーマスクのDVDを娘と一緒にみようかな。