NHKラジオ第二
2021.01.12(9:00) カテゴリ:EssayNHKラジオ第二をよく聴いています。
基本的には語学番組が多いのですが、教養を深めるよい番組も多く、毎日楽しく聴いています。
英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、韓国語、中国語などなど、いろいろな国の言葉を学ぶことができる放送なのですが、私は片手間にただ聴いているだけなので語学力は向上しません。でも、語学力の習得に重ねて、それぞれの国の歴史や文化を知ることができて、とても楽しいです。そして、いろいろな国との違いの中から日本という国の姿をみることができる点も面白いです。
私とNHKラジオ第二の出会いは中学二年に遡ります。高校受験を意識しだした夏休みに、英語のリスニング対策として、当時放送されていた「続基礎英語」を聴き始めたのが最初です。
その後は二十歳を過ぎた頃、当時通院していた精神病院のデイケア担当の作業療法士から、遠山顕先生の「英会話入門」を勧められ、3年間真面目に取り組みました。学校で習った英語学習よりずっと楽しく、成果の上がる勉強となり、NHKの語学番組の質の高さを感じました。
また不登校気味でしっかり勉強できなかった高校時代を取り戻したいという思いから、「高校講座」のテキストを購入して勉強に取り組んだのも懐かしい記憶です。
予想外の出来事として、個人的に思い出深いNHKラジオ第二の語学番組のテキストに添えるイラストレーションのご依頼を受けたのが20代後半。2年間の連載でしたが、とても嬉しかったことをよく覚えています。
語学番組以外にも、子ども向けのお話の番組や近代日本文学の朗読番組、教養番組やみんなの歌など、楽しい番組がたくさんありますが、なかでも渋い番組である「音の風景」がお気に入りです。
真面目で落ち着いていて、教養を豊かに学べるNHKラジオ第二はとても好きです。