音楽の泉

2021.01.16(16:00) カテゴリ:Essay

日曜日の朝に放送されている、NHKラジオ第一の「音楽の泉」という音楽番組を毎週聴いています。

この番組を聴きながら家族で朝食を食べて、それから私はミサに出掛けます。

「ツチャ ツチャ ツチャ ツチャ タンタラ タンタラ ターンタン ・・・」ではじまるこの番組の音楽を聴くと、私の身体は勝手に踊り出してしまいます。

涙を浮かべてゲラゲラと笑い転げる妻と娘。

よっぽど私の踊りが面白い様子なのですが、私の身体が勝手に動き出すので、私自身もよく分からないのです。

番組冒頭の音楽が終われば、私は再び着席して朝食の続きを食べはじめます。

クラシック音楽は好きですが、詳しい訳でもなく、知識や理解に乏しい私ですが、音楽を聴いて勝手に身体が動き出してしまうのは、やっぱり「音楽の力」だと思うのです。

昨年度末まで長年司会を務めていた皆川達夫さんの語り口がとても好きだったので、司会を退くことを番組の中で聞いた時はショックでした。

そして、その半月後にお亡くなりになられたことを知った時は更にショックを受けましたが、クラシック音楽に生涯を捧げた皆川さんの生き方に、羨ましさを感じたのも私の正直な気持ちです。

司会が変わった「音楽の泉」も、変わらず日曜日の朝に聴いていて、冒頭の音楽が流れては、相変わらず踊り出してしまう私です。