書店探訪 book&cafe zenjiro その2

2021.08.13(5:00) カテゴリ:Essay

旭川市にある素敵な書店であるbook&cafe zenjiroを再び訪問しました。

先日お伺いした時に気になった本があったので買いに行きました。

「画家のブックデザイン」(小林真理・誠文堂新光社)という本で、小村雪岱や杉浦非水などが手掛けたブックデザインをまとめた本で、とても面白く勉強になる一冊でした。

斬新でシンプル、エッジが効いていながら人の温もりが感じられるデザインの数々。素晴らしい、と感心しきりでページをめくりました。

現在活躍中のブックデザイナーが影響を強く受けたのではなかろうか、と思われるブックデザイナー(画家)も見受けられて、表現は綿々と受け継がれて今現在につながることを感じました。

丁寧に淹れられたアイスカフェオレを飲みながら読んだもう一冊の本は『死刑のスイッチ』(森達也・理論社)です。

4章の死刑執行の克明な描写に恐れおののきつつも、私たちが受け止めて考えなければならない大切なことが書かれている一冊で、勢いよく読了しました。

このところなかなか読書に時間が割けず、欲求不満が溜まっていますが、読書は何より楽しく、心がスッーと落ち着く、私にとってとても大事な行為です。

居心地の良い空間で読書する喜びを、ひしと感じたひとときでした。

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