デッサン(「静物」その2)

2022.07.05(6:45) カテゴリ:Essay

旭川市内の絵画教室と美術研究所に通ってデッサンを中心に学び直しをしています。

パソコン作業が多くなってしまって著しく身体能力が低下していることに気づいた私。

パソコン作業は手先の仕事になりますし、頭の中で組み立てるので観念的になりやすく、「観察して手を動かす」という基本的なトレーニングが必要と考えました。

加えて、これからは大きめのキャンバスにも描いていきたくて、絵を描く基礎体力を上げていかなければ、とも考えたのです。

実際、学び直しを始めてから、私自身の変化を実感しています。

これから力を入れていきたい絵画表現だけでなく、イラストレーションやデザイン、本作りなど、今の仕事にも良い影響が出てきています。

基本的に傲慢な私は「謙虚に学ぶ姿勢」が今まで大きく欠けていたと思っています。独自のやり方でここまで来ましたが、ここに来て自分の力不足を実感することで「謙虚に学ぶ姿勢」の大切さを学びました。

大都市に行かずとも、ここ旭川でも十分に学ぶことはできます。

受験時代にあまり得意でなかった静物デッサンにも取り組んでいます。受験生と並んでデッサンをしていると、斎藤美術研究所時代を思い出し、懐かしい気持ちになると同時に新鮮な気持ちにもなっています。

受験時代はいろいろ大変でしっかり学べなかった私ですが、今、「ああ、私は学びたかったんだ」という自分の素直な気持ちを受け止めています。

デッサンの腕はまだまだだけど、自由な絵画表現や今の仕事と行き来して、相互に活かしていきたいな、と思っています。