三井ヤスシ個展 MITSUI+WORLD – 2nd period –の展示作品紹介 その2

2018.02.07(9:57) カテゴリ:Exhibition

2/1から5月末日まで、旭川市のフィール4F・ブックマークカフェで展示している作品を少しずつ紹介したいと思います。

この作品は「K市の風景_62th」。キャンバスにアクリル絵の具で描きました。

20代半ばから「K市の風景」シリーズは描いていましたが、結婚して子どもが生まれてから画面に母と子が登場するようになりました。

画面に登場する母と子は、おんぶをや抱っこ、手を握っていたりすることが多いです。これは実際の家庭生活の中で、妻と子ども(ないし私と子ども)の関わり合いが投影されていると思います。

おんぶや抱っこ、手をつなぐといった肌と肌の接触である「ふれあい」は、それだけで二人の距離感を示します。結婚し子どもが生まれるまでタッチハンガーだった私が、妻と子の出現によってタッチフルな生活を送れるようになった喜びを、自然と描くようになったのかも知れません。

自分を取り巻く環境の変化が素直なカタチで画面に現れることは、絵を描く上で無理がなく、滑らかに筆が進むので、制作上「悩む」ことがほとんどありません。

絵が描きたくても描けない苦しい青春時代を長く過ごした私は、絵を描くことを存分に楽しみたいと思っています。

「K市の風景」シリーズでは、何気ない日常の一コマにある「静かな喜び」を描いていけたらと思っています。