今日も気持ちの良い１日。展覧会は5日目。

今日は、父母が来てくれました。

仲が悪かった父母が、こうやって一緒に息子の展覧会に来てくれるようになったことが、しみじみ嬉しかったです。

早朝のミサで、「父母が仲良く、残りの人生を楽しく、充実した日々を過ごせますように」とお祈りしていますが、私の祈りが届いているのかな、なんて思ってしまいました。

今日は来場者が少なかったことをいいことに、会場で来月刊行予定の森達也さんの新刊『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』のゲラチェックをしていました。

DTPとイラスト担当の私。編集者の妻や校閲さんのチェックが入りますが、本文を組んでいるのは私なので、誤字脱字など間違いがないかは、自分自身で入念にチェックしなければいけません。

今回の新刊の主な読者対象は子供たちなので、ルビ（ふりがな）がてんこ盛り。本文だけでなく大量のルビにもしっかり目を通します。見落としが無いように、ゆっくりと普段より読む速度を落としてチェックしました。

全部で180ページくらいの原稿を4時間以上かけて読み終えたのですが、やはりミスがあちらこちらにありました。まだ森達也さんと編集者の妻と校閲さんの間で、原稿が練り上げられている段階なので、他章との整合性がとれていない箇所があるのは仕方無いのですが、この段階で間違いだけでなく、気になった箇所を上げておくのは大切なことです。

ゲラを読み終わっての感想。

「素晴らしく良い原稿だ」

この新刊は、以前、森達也さんがほかの出版社から刊行された『世界を信じるためのメソッド』に、SNSなど今日的なメディアの向き合い方などを大幅加筆していただいた増補新版です。

森達也さんには、ドキュメンタリー映画の新作「i -新聞記者ドキュメント-」の公開前で、大変お忙しい中、新たに原稿を書き下ろしていただいたことに心から感謝いたします。

装丁も決定し、この新刊の制作作業も佳境を迎えています。

森達也さんの想いが詰まったこの本が、多くの皆様、とりわけこれからこの世界を生きる子供たちの手元に届きますように！