月に一度、娘が通っていた「森のようちえん ぴっぱら」の同級生だったYくんのお宅でお絵描き教室をしています。

今年度より「お絵描き」だけに拘らず、Yくんがニコニコできる楽しい時間になるように少し設定を変えて取り組んでいます。

今回は前回同様、室内で落ち着いた様子のYくん。お母さんが机の上にお絵描きの準備をして待っていてくれました。

お母さんが用意してくれた色とりどりのクレヨンを選んで、紙に塗り塗りするYくん。今回は塗りムラの無いように、丁寧に塗り塗りしてくれました。

Yくんが手にしたクレヨンの色をお母さんと一緒に「あか」「あお」「きみどり」「むらさき」と声に出すと、Yくんは「あお」とか「きみどり」と発話してくれました。子音の発音が難しいYくんだけど、よくわかったよ。

最近、Yくんは名称とそのものの認識が広がり、意識的に何かを話そうとしていることが多くなったとお母さんがお話されました。日々、成長しているYくんの姿が嬉しくもありました。そして、丁寧に塗った色とりどりの綺麗な絵が出来上がりました。（画像右の作品）

次に、お母さんが用意してくれた色とりどりのスタンプ台や動物のスタンプで、新たな紙にペッタンペッタン。Yくんが動物のスタンプを押すときは、象なら「パオーン」、猫なら「ニャンニャン」、犬なら「ワンワン」と鳴き声を声に出すお母さんと私。

象のスタンプを押して「パオーン」と言ったら、すっくと立ち上がり、別の机の上にあった象のフィギュアを指差したYくん。「これでしょ」って感じで。よく分かっているんだね！そして、賑やかな絵が出来上がりました。（画像左の作品）

今回は50分近くも絵を描くのに取り組んでくれたYくん。お疲れ様でした。

そのあとお母さんとお話ししていたのですが、その間、Yくんはお気に入りのアニメのDVDをパソコンで見ていました。自分でサクサクと操作して、好きなアニメを選んで見ているYくん。Yくんは他者とのコミュニケーションが少し難しいだけで、Yくんの中ではいろいろなことをしっかり理解していることを実感しました。

日々成長するYくんと、Yくんのために一生懸命なお母さん。月に一度のこの時間ですが、お役に立てていたなら幸いです。

また来月楽しみにしてますね。