7月のYくんとのお絵描きの時間

2019.07.04(19:08) カテゴリ:Art School

北海道の鷹栖町にある「森のようちえん ぴっぱら」で娘の同級生だったYくんのお宅で、お絵描きの時間をしています。

6月下旬にやる予定だったのに、私の予定表への記録違いで7月に順延。。Yくんとお母さん、ごめんなさい!

ニコニコと落ち着いた様子のYくん。ここのところ絵を描く意欲が続いている様子なので、大きめの画用紙を持っていきました。大きな紙にヌリヌリしてくれたらいいな、と思って。

机に向かい合ってペコリと挨拶をしたYくんと私。奥の部屋からお母さんが画材一式を持ってきたら、その中からすかさず粘土を手にしたYくん。粘土を握ったYくんはニッコリ。

今回もクレヨンでヌリヌリするのかな〜と思っていましたが、このお絵描きの時間は、Yくんが楽しめればそれで良いと思っているので、今回粘土を触わりたいのであれば、それでOK。一緒に粘土をコネコネしました。

膝に入ってきたYくんと一緒に粘土をコネコネしていたら、途中、働く車の音の出る絵本を持ってきて、

「あ、お、あ」

と発したYくん。

お母さんはすかさず、「パトカー」って言っているんですよ、と教えてくれました。

他にも

「う、い」(うみ)

とも発してくれて、お母さんが「この季節、海に行きたがるんです」と教えてくれました。

Yくんが一年生になった時から、このお絵描きの時間を始めましたが、Yくんの発する言葉も多くなった様子だし、落ち着いてきているようにも感じています。

月に一回程度しか会わないので、Yくんの変化を把握できるのには程遠い関係ではありますが、彼なりのスピードで確実に成長している様子を実感しています。

障がいがあろうがなかろうが、その子どもに対して優しく向き合う人の数が多ければ多いほど、その子どもは安定して成長すると私は思っています。多くの人が関わって、「みんなで育てる」意識で子どもに向き合えば、子どもだけでなく、大人もニコニコしていられるのではないかと思っています。

しばらく粘土をコネコネしたり、ちょっとクレヨンでヌリヌリしたのち、布団を引っ張り出してきたYくん。「布団で包んで欲しいんです」とYくんのリクエストを教えてくれたお母さん。

何度もYくんを布団で包んであげて、言葉をかけながらホッペをさすってあげると、ニッコニコの嬉しそうなYくん。布団を飛び出して、笑顔で何度も部屋の中を行ったり来たりしていました。

このYくんとの時間は、一応お絵描きの時間と銘打っていますが、Yくんがニコニコと笑顔でいられる楽しい時間であればいいと思っています。絵を描いてニコニコできるなら絵を描けばいいし、それ以外でニコニコできることがあるなら、それをやればいいと思っています。

子どもは笑顔が一番ですし、子どもの笑顔は周囲の大人も笑顔にしてくれます。

これからも、Yくんが笑顔でいられるお手伝いができたらと思っています。

Yくん、また次回を楽しみにしているね!