昨年に引き続き、展覧会をさせていただいているゆい・ゆい本舗のメンバーさん対象のおえかき教室をしました。参加者は13名で、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

ゆい・ゆい本舗のメンバーさんは魅力的な絵を描く方が多く、全体的にレベルが高いと感じています。しっかりとスタイルが確立されているメンバーさんの作品は、どの作品も観ていて非常に面白かったです。

ハンディキャップをお持ちの方々ですが、訓練で習得できない線や色使いをされていて、お一人お一人が一人前の「表現者」であり、そう言った意味では私とメンバーさんは「表現者」として「対等」な関係ですし、私の方が多くを学ばせていただいた感じがしています。

先天的なハンディキャップをお持ちのメンバーさんは、お一人お一人がご自身の「不自由さ」を背負って生きています。不当な扱いを受けたり、ご自身でも制御できない感情が湧き上がることもあると思います。そう言った想いが、自害や他害に向くことなく、「絵を描く」という行為で湧き上がる感情を放出できたらいいな、と思っています。

小学生対象のおえかき教室でも同じことなのですが、私のおえかき教室では「丁寧に向き合うこと」「（彼らの）想いをしっかりと聞くこと」そして「（彼らの）尊厳に敬意を表すこと」を念頭にしています。

未熟な私なので、至らないところも多かったかも知れませんが、メンバーさんたちにとって「楽しい時間」となっていたらとても嬉しいです。