11月の「のびのびおえかき教室・鷹栖教室」

2021.11.26(20:00) カテゴリ:Art School

11/23に旭川市の隣町・鷹栖町で、子どもたち対象の「のびのびおえかき教室」を開催しました。

今回は総勢11名。子どもたちと一緒に保護者の皆さんもおえかきしてくださったので、賑やかな楽しい時間となりました。

今回のテーマは「自由に描こう」と「身近な秋を描こう」でした。

本州ならば秋といえますが、ここ北海道はすでに冬で、いささかテーマがズレていることを感じながらも、「くるみ」や「ゆず」や「柿」や「かぼちゃ」などを持参して描いてくださる子どもたちでした。

「自由に描こう」からは「動物」や「恐竜」を描く子どもや、「ファッション画」を描いてくださる子どももいて、そののびやかな絵を拝見させていただき、とても楽しませていただきました。

絵の面白さは「線一本」にその子どもが表れる点で、一人一人の子どもにはキラリと光る個性がしっかりとあることを感じさせてくれます。

絵においては、苦手を克服するより、得意を伸ばした方が良い、と私は考えますし、子どもの得意とするモノをのびのび描けば、鑑賞者の心に素直に響く絵になると思うのです。

親や教師、社会の圧力から、子どもたちの「自分らしさ」が奪われてはいないか、と心を痛めることがあります。

自分の思っていることや感じていることを表現できず、周囲に合わせることばかりに腐心して成長するならば、自信のない主体的に生きることが出来ない大人になってしまうのではないか、と思ってしまいます。

各言う私も、人の前で自分の意見を口にするのは苦手です。だから絵を描くのです。

子どもたちの性格もいろいろです。ぶつかることや否定されることを恐れず自己主張できる子どももいますし、繊細で内向的な子どももいます。

自己の表現は「言葉」ばかりではありません。「絵」や「文章」、「歌」などでも自分の想いを表現することはできます。自分なりの表現手段を持つことが出来れば、「この世界に唯一人存在する私」に自信を持って生きていくことが出来ます。

このおえかき教室は、絵の上達を目的としません。子どもたちが「自分自身」を掴むきっかけになれば、と思っています。

次回は12/19(日)の10〜12時を予定しています。

旭川近郊の方で参加を希望される方は、このHPの「CONTACT」からお問い合わせください。