3月のYくんとのおえかきの時間

2022.03.19(20:48) カテゴリ:Art School

2年半くらい前まで、森のようちえん・ぴっぱらで娘の同級生だったYくんのお宅にお邪魔して、一緒におえかきをする時間がありましたが、その後、Yくんはあまり絵を描かなくなったそうで、ご一緒することなく時間が過ぎていきました。

時折「Yくん、どうしているかな?」と思っていたのですが、お母さんから「最近、Yくんが絵を描くようになった」とお伝えいただき、久しぶりにおえかきの時間をご一緒しました。

久しぶりにお会いするYくん。背も伸びて元気に成長している姿を拝見して嬉しくなった私。

ご挨拶すると、恥ずかしそうに顔を隠したYくんでしたが、「やすっちゃん」と発話してくれて、私のことを覚えていてくれたことが更に嬉しかったです。

お母さんから最近の絵を見せていただいたのですが、素敵な色合いの作品ばかりでとても驚きました。

クレヨンで隙間なく塗り込められた作品は、どれも、鑑賞者側の「言葉にならない感情」を引き出してくれるような作品ばかりです。

以前にはなかった、作品ごとの「色のまとまり」が現れていて、Yくんの中で思考が整理されて、判断の制御が出来るようになってきたように私は感じました。

また、色を塗り込むプロセスは単調ではなく、Yくんなりに考えて、行ったり来たりしながら「色の選択」をして描いている様子も見受けられました。

一見、Yくんがどのように考えているのか判断がつきづらい場面もありますが、久しぶりにお会いしたからこそ、2年半前までには見られなかった「Yくんの変化」を私は感じ取ることができました。

Yくんも確実に成長しています。

なんだかとても嬉しい。

おえかきの時間の途中でお父さんが帰宅しましたが、協力して大事にYくんを守り育てているご夫婦の姿に感激するとともに、私自身の夫婦関係を省みる機会にもなりました。

世相が暗く元気が出ない毎日でしたが、 Yくんに会えて大いに元気をいただきました。

Yくん、ありがとう。

また絵を描いたら見せてくださいね。