5月ののびのびおえかき教室(鷹栖教室)

2022.05.08(22:29) カテゴリ:Art School

本日5/8に旭川市の隣町の鷹栖町で小学生対象のおえかき教室を開催しました。

激しい風と雨の降り続く荒天でしたが、総勢9名の子どもたちが集まってくださいました。

今月のテーマは「自由に描こう」と「花を描こう」でした。

5月の旭川は遅めの春を迎えて、至る所で綺麗な花が咲き誇っています。チューリップ、水仙、たんぽぽ、菜の花、クロッカスなどなど、私はあまり花の名前を知らないのですが、とにかく綺麗な花が一気に咲いて目を楽しませてくれます。

5/8の本日は母の日で、大好きなお母さんにカーネーションをプレゼントしたご家庭もあるかと思います。複雑な事情をお持ちの子どもも多いと思われる昨今、母の日を前面に押し出したテーマは控えた方が良いと思っていて、今回は「花を描こう」に留めました。

集まってくれた子どもたちは想い想いに筆を進めて、私に新鮮な驚きを与えてくれました。

持参した白色のすみれを描いてくださった姉妹のお姉さんは、すみれの白色を強調した表現として白と黒のみで斬新に仕上げた絵を描いてくださいましたし、妹さんは人柄がよく現れた穏やかなすみれを描いてくださいました。

小学生になったばかりの女の子は、力強くクレヨンで笑顔のあふれる様子を描いてくださいましたし、お兄さんたちは大好きな昆虫や海洋生物を描いてくださいました。

もうひと組の姉妹のお姉さんはコピックを使用して可愛らしい女の子とダリアのある様子を描いてくださいましたし、妹さんは太陽が鮮やかに輝く優しい景色の様子を描いてくださいました。

自宅の庭から採ってきたチューリップや水仙を描いた男の子は、その花を描く過程から広がった想像力豊かでトリッキーな絵を描いてくださいました。

いつも図鑑を持参して大好きな海洋生物を描いてくださる男の子は、今回イワシの一種を丹念に描いてくださって、いつもとちょっと違う雰囲気の素敵な絵に仕上げてくださいました。

私は絵を描きながらの子どもたちと対話をするのですが、「子どもたちって、すごいな!」と感心するばかりです。よく感じているし、よく考えているし、知識量も半端ありません。

この教室の子どもたちをみていて、「人間が本来備わっている能力を素直に伸ばす環境であったら、子どもたち一人一人はそれぞれの能力を発揮できるはず」と、思わずにはいられません。

また今回、子どもたちと一緒に保護者の皆さんも一緒に絵を描いてくださって、子どもにとっても大人にとっても、この教室が「のびのびできる時間」になっていたら嬉しいな、と思いましたし、駆け抜けるように大きくなっていく子どもたちにとって、この教室が良い思い出の1ページになってくれたらいいな、と思っています。

このところなんだか元気がなかった私ですが、子どもたちからとても元気をいただきました。

また来月子どもたちに会えるのを楽しみにしています。