誰も悪くない、のではないのかな?

2024.05.18(15:02) カテゴリ:Essay

「誰も悪くない、のではないのかな?」と、最近つくづく思います。

貧困に喘ぐご家庭も、子どもを怒鳴り散らすお母さんも、意地悪をしてしまう子どもも、その原因を遡ってみると、そのご家庭、お母さん、子どもに原因がある訳ではなく、そういった環境に置かれる理由や行動をしてしまう背景があって、それらを見つめると、「誰も悪くない、のではないのかな?」と思ってしまうのです。

「豊かな家庭」と「貧困に喘ぐ家庭」や、「心穏やかな人」と「心穏やかでない人」の別れ道は、神様の匙加減としか言えないような場合が多くて、その不条理に私は言葉を失ってしまいます。

「貧困に喘ぐ家庭」や「心穏やかでない人」に対して私自身、出来ることは少ないかもしれないけれど、「絵を描く」ことを通じて関わりを持ち、小さくても出来ることをしていきたい、と思っています。

大変な時代だけれども、この地球に、同じ時間に生命を授かった者同士なので、お互い励まし合って生き抜いていきたいな、と思っています。