斉藤美術研究所のK先生

2018.03.04(9:51) カテゴリ:Essay

高校時代と浪人中にお世話になった、山梨県の斉藤美術研究所のK先生が先月亡くなりました。

突然の訃報に驚くとともに、斉藤美術研究所在籍時代の思い出が目まぐるしく脳裏に浮かび上がってきました。

斉藤美術研究所の歴史は古く、1962年に甲府絵画研究所としてスタートし、佐藤正明さん、須田悦弘さん、阪本トクロウさんなども在籍していました。小規模ながら、多くの美術家やデザイナー、美術教育関係者を輩出してきたのが斉藤美術研究所です。

芸大・美大受験を目指す山梨県内の高校生は、学校が終ってから斉藤美術研究所に集まり、デッサンや平面構成などの受験勉強をします。山梨県内の色々な学校の生徒が集まるので、自分が通学している高校以外の仲間ができ、同じ目標に向けて頑張る者同士、通学している高校の同級生とは別の親密さも生まれました。

高校を卒業して、それぞれの道を歩みだした斉藤美術研究所の仲間たちですが、20数年経った今でも繋がっていられることを非常に嬉しく感じています。

亡くなったK先生は数年前から体調を崩されていて心配していました。昨年は斉藤美術研究所の同級生有志で、K先生を囲む会をささやかに開催できたことが、とてもよかったと思っています。みんなからのプレゼントを笑顔で受け取ってくれたK先生のお顔が思い出されます。

K先生の訃報を受けて、改めて斉藤美術研究所時代が自分にとって重要な時間だったことを感じています。

K先生、ありがとうございました。