読書っていいな!(『書物としての新約聖書』田川建三)

2018.04.14(6:07) カテゴリ:Essay

読書家という訳ではありませんが、本を読むのはとても好きです。

昨年夏頃から読み進めていた『書物としての新約聖書』をようやく読了しました。

普段読んでいる新約聖書は、はじめから今の形と勝手に思い込んでいたので、その成り立ちの歴史を知ることができて非常に面白かったです。また、新約聖書における言語や写本、翻訳についても新たな学びが得られて、知的好奇心を満たしていただける一冊となりました。読了はしたものの、二度三度と何回も繰り返して読んでみたい一冊です。

内容としても新たな学びや発見に驚くことが多かったのですが、それに加えて聖書学者の知識の広さ・深さに驚かされました。ただただ脱帽するばかりです。

勁草書房から刊行されていまして、定価は8000円+税です。700ページを超える分厚い本ですが、新たな学びが得られる本ですので、ご興味ある方はどうぞ。