音楽っていいな!(マイケル・ジャクソン「DANGEROUS」その1)

2018.04.20(18:23) カテゴリ:Essay

私は、マイケル・ジャクソンが好きです。

でも、公言するようになったのは、マイケル・ジャクソンが亡くなってからです。

マイケル・ジャクソンとの出会いは高校一年生の一学期です。

TVCM(確か、SONYの新型テレビのCMだったと記憶している)で、『ブラック・オア・ホワイト』を背景にマイケル・ジャクソンがダンスをしているのを観て、マイケル・ジャクソンに興味をもちました。

山梨県の村人だった私は、洋楽を聴くような環境ではなかったし、小学生の頃に『スリラー』や『バッド』が大流行して、マイケル・ジャクソンの名前といくつかの曲名は耳に入ってきたものの、「アメリカの人気のあるミュージシャンのひとり」としか認識しておらず、マイケル・ジャクソンの音楽をしっかり聴いてみよう、という気持ちには至りませんでした。

TVCMを観た数日後、お小遣いを握りしめてCDショップに行き、マイケル・ジャクソンの棚にあったのが、この『DANGEROUS』でした。

芸大のデザイン科を密かに志望していた私にとって、まずこのジャケットのイラストレーションに打たれました。不思議で妖し気な、それでいて豪華絢爛なこのジャケット。描いたのはマーク・ライデン。高名なアーティストによる素晴らしいジャケットワークは、今でも私の憧れです。

急いで帰宅して、早速このCDを聴いてみて驚きました。マイケル・ジャクソンの音楽性と世界観に。

(つづく)