山梨県立美術館「美術館と私」エッセイ展

2018.12.06(6:05) カテゴリ:Essay

先日山梨を訪れた際に、山梨県立美術館で開催中の「『美術館と私」エッセイ展』を観てきました。

私の応募作品も展示されていて、とても嬉しかったです。

40作品ほどのエッセイが展示されていたと思いますが、応募者お一人お一人にとって山梨県立美術館が大きな影響を与えていることがよくわかりました。

ミレーをはじめとする美術館にある芸術作品についてのエッセイもあれば、子供とよく来た美術館の庭についての思い出を書かれる方もいました。他にも、美術館自体の建築について書かれる方もいましたし、農夫を描いたミレーに、同じく農業を営む方の深い思い入れと共感を書かれる方もいました。

どれもこれも深く温かな山梨県立美術館へも思いに溢れていて、読んでいて胸が熱くなりました。

私も小学生の時の担任の先生が、山梨県立美術館に連れて来てくれたことがキッカケで美術への関心が芽生えたので、この美術館には並並ならぬ思いがありますが、私だけでなく、本当に多くの方の人生に影響を与え、思い出を作り、感動と憩いの場として機能しているこの山梨県立美術館は本当に素晴らしいと思います。

昨年2017年のキュレーターズ・アイ展では、私の作品展示を企画してくださり、身に余る光栄でした。イラストレーターとして活動している私にお声をかけてくださること自体、学芸員の方々の柔軟な姿勢を感じますし、山梨の美術の拠点としての美術館を、より多くの方に楽しんでいただきたいという強い思いを感じずにはいられません。

この『「美術館と私」エッセイ展』は2019年3月3日まで。この展示をご覧になるのは無料です。

詳しくは山梨県立美術館HPをご覧になってください。

山梨県立美術館HP   http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp